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2019-2020シーズン版初心者向け赤単

MTGアリーナ
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7月から基本セット2020が提供され、配布デッキも新しくなりました。
配布デッキのリストを見ると自分が使ってる赤単に近い感じに組めそうだったので、デッキ公開と運用方法についてまとめてみました。

デッキリスト

デッキリスト

土地(22)
22 山

円蓋破壊(初期配布赤単)から(10)
2 焦がし吐き
4 チャンドラの吐火
4 ショック

ボロス軍(赤白)から(4)
3 ゴブリンの旗持ち
1 軍勢の戦親分

イゼット団(赤青)から(3)
3 溶岩コイル

ラクドス教団(赤黒)から(8)
3 脚光の悪鬼
3 批判家刺殺
2 舞台照らし

配布デッキ以外(13)
1 舞台照らし
3 ブリキ通りの身かわし
4 災厄の行進
3 無頼な扇動者、ティボルト
2 炎の侍祭、チャンドラ

デッキリスト・画像はMTG Decklist Viewer様を利用しています。
また、配布デッキははじめようMTGアリーナ様のリストを参考にさせていただきました。

インポート用リスト

配布デッキ以外のカードについて

このデッキは、極力配布デッキのカードを使うように組んでみていますが、それでも配布デッキ以外のカードが13枚ほど必要になります。
「どのパックを買えばいいのか?」と言う質問が始めたばかりの人に多いようですので、このデッキでは極力ラヴニカの献身を購入すれば組めるようにしてみました。
ラヴニカの献身からは、《舞台照らし》1枚、《ブリキ通りの身かわし》3枚、《災厄の行進》4枚の計8枚のアンコモンが必要になります。
それ以外は、《無頼な扇動者、ティボルト》が灯争大戦のアンコモン、《炎の侍祭、チャンドラ》が基本セット2020のレアになりますが、こちらは無理にパックを購入せずワイルドカードで作ってしまうほうが早いと思います。

各カード説明

土地について

慣れている方からすると「土地の枚数は20枚でよくない?」と言われそうですが、土地が来ないで負けるよりはいいだろうと言うのと、マリガン時の戻すカードの選択で悩まなくて済むようにと言うことから22枚です。
まぁ極力配布デッキのカードでまとめたかったのもあるんですがw

また、このデッキは3マナ以内でまとまっていますので土地は4〜5枚程度出ていればそれ以上はあまり必要になりません。
相手にブラフを掛けるためにも土地は出し過ぎないようにしてください

火力呪文について

特に《ショック》、《批判家刺殺》についてです。
このデッキは火力呪文が少なく、またデッキの特性上1/1が多くなっているので火力呪文は極力相手のクリーチャーに当てるようにしてください。
顔に当てる(相手のライフを削る)のは止めを入れる時だけ十分です。

《チャンドラの吐火》

このデッキの核になる1枚兼フィニッシャーです。
《災厄の行進》と《チャンドラの吐火》のコンボはかなり有名になっているため、単体除去が飛んで来やすいので、他のクリーチャーを守る避雷針にもなります。
それだけに除去さえされなければ、ほぼ勝ちが手に入ります。

《災厄の行進》

このデッキの核です。
2マナで、「パワー1のクリーチャーが攻撃した時に攻撃先のプレーヤーかプレインズウォーカーに1点のダメージを与える」の効果はかなり強力です。
とはいえ、クリーチャーがいなければただの置物ですので2ターン目に出すのはあまりお勧めできません。
2〜3体程度は並んでいる3ターン目以降に出すようにしましょう。
戦闘開始時まで場に残っていればそのターンでフィニッシュする程度の力はありますので、他に展開できるカードがあればそちらを優先して問題ありません。

《焦がし吐き》

《災厄の行進》の効果を内包している1マナ1/1です。
《災厄の行進》が出ていれば、プレーヤーに3点入る事になります。
強いのですが、枚数も少ないこともあるので、あまり突っ込ませ過ぎないようにしてください。

《脚光の悪鬼》

死亡時に1点を好きな対象に飛ばすことができる1マナ1/1クリーチャーです。
この効果のおかげで、比較的単体除去が飛んでこないこともあり1ターン目に出すクリーチャーとしても、ブロッカーとしても優秀です(タフネス2までなら相打ち取れるため)

《ブリキ通りの身かわし》

1マナ1/1、速攻持ちで起動型の回避能力持ちクリーチャーです。
1ターン目から出したい人も多いでしょうが、他に1マナクリーチャーがいるなら、このクリーチャーよりもそちらを優先した方が強い動きになると思います。
「同じ2ターン目に2点じゃないか」と思われるかもしれませんが、《脚光の悪鬼》を先に出していれば除去されにくい上に除去されても2点が確定しますし、《焦がし吐き》であれば3点と1点打点を伸ばすことができます。
このため、《ブリキ通りの身かわし》は他の1マナクリーチャーがいる限りは2ターン目に出すように癖をつけておくのがいいと思います。

《ゴブリンの旗持ち》

1マナ1/1、教導と+2/+0のパンプアップ能力持ちです。
ですが、教導は《災厄の行進》とディスシナジーになるため利用はしません。ですので、パンプアップは戦闘中に使うようにして、戦闘前には使わないように気をつけてください。
正直に言うと、この枠は他の1マナ1/1にとって変えたほうが強いまであるのですが、配布デッキのカードを優先的に採用するようにしたためにこちらを採用しています。

《軍勢の戦親分》

3マナ2/2、教導と戦闘ステップ開始時に1/1の速攻持ちゴブリントークン(ただし場に出たターンは必ず攻撃をする必要がある)を生み出す効果を持っています。
教導はともかく、1/1トークンを場にいる限り毎ターン1体生み出してくれるので、《災厄の行進》との相性が抜群です。
トークンは攻撃から生き残ってくれれば、次からはブロッカーにもなってくれる点には注意してください。

《舞台照らし》

擬似ドローカードです。
絢爛コストが使えれば、擬似的な1マナ2ドローですので最速2ターン目から唱えることも可能です。
打つ場合は、不必要に土地を出さないように気をつけてください。
最悪、引いてきたカードが土地2枚と言うこともあり得ます。土地が十分に並んでいる状態であればいいのですが、序盤では1枚出せないがその後の展開に響く可能性もありますのでこの点だけは気をつけてください。

《無頼な扇動者、ティボルト》

相手のライフゲイン抑制効果と1/1死亡時に1ダメージを与えるデビルを生み出す効果を持ったプレインズウォーカーです。
このデッキは速攻で相手ライフを詰め切るデッキなのでライフを回復されると不利になっていきます。
また最近は白単ライフゲインデッキもそれなりに横行しているので、多めに採用しています。
デビルトークンのおかげで自分自身も守りやすいと言うのもポイントが高いです。

《炎の侍祭、チャンドラ》

基本セット2020収録のチャンドラ3枚のレア枠です。
赤のプレインズウォーカーの忠誠度を+1、速攻持ちの1/1エレメンタルを2体生成(ターン終了時に破壊)、墓地にある3マナ以下のインスタント/ソーサリー1枚を唱える権利をもらえるとどの能力もこのデッキには噛み合うので採用しています。
主に使うのは1/1エレメンタルの生成ですが、ティボルトがいるなら忠誠度+1も十分使用の視野に入ってきますし、墓地からインスタントやソーサリーの使用も除去をしたいタイミングでは重宝します。
ただし、最後の能力は絢爛の条件を達成していても絢爛コストで唱えることはできないのでそこだけは気をつけてください(何度かやらかしました、ハイw)

デッキの動き

概要

《災厄の行進》のダメージで、《チャンドラの吐火》の+3/+0効果を誘発し、一気に相手ライフを削り取るのが基本的な勝ち筋になります。
とはいえ、《チャンドラの吐火》がいなくてもそれなり以上には勝てます。
特に今は《風景の変容》デッキが流行っている関係もあって、全体的にデッキの速度が遅くなっている傾向があるので、このデッキのように早いターンでの決着をつけるデッキに風が吹いているのもあります。

マリガン基準

まずは、1マナ圏のクリーチャーが必須になります。1マナ圏のクリーチャーがいないのであれば、初回は問答無用でマリガンくらいのつもりで大丈夫です。
例外は、土地3枚以上ありかつプレインズウォーカーが最低でもどちらか1枚いる場合です。この時《災厄の行進》も手札にあれば言うことはありませんが、そこまで高望みはしなくても大丈夫です。
また、土地1枚の手札もマリガンしてください。このデッキは極力土地が出ない場合の事故を起こさないようにはなっていますが、それでも土地事故は危険信号なので。

1マリガン後は極力キープで行きたいですが、土地が1枚しかないかつ1マナクリーチャーがいないのであればマリガンに躊躇はしないでください。
マリガンをした場合、戻すカードは土地が4枚以上ある場合は土地、そうでない場合は重複している土地以外のカード、重複しているカードもない場合はコストの高いカードから戻すようにしてください。
マリガンで土地を戻す場合、土地はできるだけ3枚、少なくとも2枚は手札に残すようにしてください。

第1ターンの動き

当然、1マナクリーチャーを出すことになりますがその場合、《脚光の悪鬼》>《焦がし吐き》>《ゴブリンの旗持ち》>《ブリキ通りの身かわし》の優先順で出すようにしてください。
カード説明でも書いていますが、《脚光の悪鬼》は相手にとって除去しにくいクリーチャーですので、先行1ターン目で相手のデッキが分からない場合でも安心して出せると言う点でお勧めです。
また、《焦がし吐き》は戦闘開始時に1点追加でダメージを出せますが、その分相手の除去に狙われやすいと言うこともあり優先度が少し下がります。
《ブリキ通りの身かわし》は速攻を持っているので、どのタイミングで出してもすぐ相手を殴れると言うことで優先度は一番下になります。

ただし、相手が先行かつ《脚光の悪鬼》を出してきた場合、《ショック》が手札にあればショックを打ち込むのもありです。
このデッキはタフネス2以上がほとんどいないため、《脚光の悪鬼》をブロックしてしまうと1対2の不利な交換を強いられる場合が多いため早めに打ち取ることが必要になります。

第2ターンの動き

2ターン目からかなり動きに選択肢が出てきますが、《舞台照らし》がある場合は《舞台照らし》の絢爛コストの条件を満たすため、第1メインは何もせず、土地を出す前に攻撃というのが基本になります。
但し、《ブリキ通りの身かわし》があるのであれば《ブリキ通りの身かわし》を出して2体で攻撃→土地を置いて《舞台照らし》でも構いません。
できるだけ《舞台照らし》で引いた土地を置いていきたいところです。

《舞台照らし》がない場合は、最大限クリーチャーを展開することになりますが、クリーチャーがいない場合は《災厄の行進》が出せるなら先置きして攻撃しましょう。
《ショック》が手元にある場合は、2ターン目に相手に出てくるクリーチャーに当てていくため1マナは残しておいてください。特に相手が、白単の場合は2ターン目に《アジャニの群れ仲間》や《情熱的な扇動者》など後々厄介になるクリーチャーを展開されやすいので、《ショック》が重要になってきます。

第3ターン以降

これ以降は相手のライフを詰めるために最善の動きをしていくことになります。
《チャンドラの吐火》を出していくのが最優先になりますが、9割近くは除去されることになります。生き残ればラッキーくらいで構えてください。
また、先に述べてように《災厄の行進》は他に展開できるクリーチャーやプレインズウォーカーがないターン以外で、他のカードを優先してまで展開する必要はありません。

3ターン目以降は、相手もプレインズウォーカーを展開してきますが、そのプレインズウォーカーを打ち取る必要があるかどうかはよく吟味してください。
ドローカードがないデッキですので、《覆いを割く者、ナーセット》は追加のサーチをさせないために2点は与える必要がありますが3点以上与える必要はありませんし、特に盤面への影響が薄そうなプレインズウォーカーは無視してライフを詰めていくまでありです。
但し、テフェリーだけは確実に潰してください。あれは生かしたらダメなハゲだw

大体、第4ターンを超える場合はこちらの負けの可能性が高くなります。相手が相当遅いデッキでクリーチャーをそこまで展開してこない場合を除いて、4ターン目には大体1/1で超えられないようになっている場合がほとんどですし、《チャンドラ吐火》《災厄の行進》が揃っていないとライフが詰め切れない場合が殆どですので、次の試合に行ったほうがいい場合が多いです。
このデッキ、勝つにせよ負けるにせよ早いタイミングで見極めができるのがメリットの1つでもあるので。

要注意カード

注意できる相手が使ってくるカードについて幾つか。

《ゴブリンの鎖回し》

赤のトリプルシンボル、3/3先制攻撃、登場時相手全体に1点のダメージを与えるという、超天敵クリーチャー。

このデッキのような《災厄の行進》型ではない、従来型の赤単に必須レベルで採用されているスーパースターです。
1ターン目に《ギトゥの溶岩走り》や2ターン目に《ヴィーアシーノの紅蓮術師》を展開してくる場合は、従来型の赤単ですのでこのカードに最大限警戒する必要があります。

対処としては、《ブリキ通りの身かわし》を1枚は手札に残しておく、《批判家刺殺》《溶岩コイル》をとにかく当てていくくらいになります。
正直、従来型の赤単には少し分が悪いのでライフレースで勝てないと思ったら捨ててもいいと思います。
とはいえ、赤単は土地が18〜20枚なデッキなので3マナでないことも多いですし、そもそも警戒したからと行ってもどうしようもないこともあるので、次に述べる《遁走する蒸気族》よりは警戒度は低いかもしれません。

《遁走する蒸気族》

2マナ1/1、赤の呪文を唱える度に+1/+1カウンターを1個追加(最大3個まで)、+1/+1カウンターを3個取り除くと赤3マナ生成という赤単のマナ加速クリーチャー。
こいつが生き残ると大体ろくなことにならないので速攻で除去すべき対象です。
赤単は《ゴブリンの鎖回し》とコイツに気をつけておけば、このデッキは大体なんとかなります。

《残骸の漂着》

白2マナを含む4マナのインスタント。攻撃クリーチャーを追放し、追放された側が追放された枚数分基本地形を出して良いという効果。

マナコストを詳細に述べたのは、ライフが詰め切れるターンで白2マナを含む4マナを立てている状態で相手が「グッドゲーム」エモートを投げて、自爆しない場合は8割くらい(当社調べ)《残骸の漂着》を抱えて打つ機会を伺っています。
なので、この場合は(《災厄の行進》が着地している場合は特に)このターンを含めて2〜3ターンでライフが詰めれるように攻撃するクリーチャーを調整していくのがベターです。
ライフが詰めきられなければ、相手は最大効率を狙って《残骸の漂着》を打たないこともありえます。
但し、相手に5マナたまると《浄化の輝き》や(青マナがある場合)《時の一掃》などの全体除去を打たれる可能性もあるので一長一短ですが……

最後に

自分でできる限りは言語化してみましたが、最後はどんなデッキであれ実際に回した経験値がものを言います。
このデッキはこのバージョンにする前のものも含めて100回近く回してはいますが、言語化できなかった回し方は多分あります。
なので、「習うより慣れろ」で回数を回してください。そうすれば、どのカードを入れ替えればいいかというのが見えてきたり、より良いデッキの動かし方も見えてくると思います。
今回、一応カードの差し替え案はいくつかあったのですが、記事も長くなってしまったこともあり、そこは省略することにしました。一応、ヒントはカード説明に書いてありますが何を入れるべきかは使ってみて、物足りないと思ったところに、各人でしてみてほしいなと思いますw

最後になりますが、このデッキはあくまでも「7月以降にMTGアリーナを始めたばかりで無課金〜微課金な人」を対象にしたデッキです。
そのため、普通にデッキを組める程度の資産がある人からはツッコミどころも多そうですw
一応このデッキで勝ち越しはできているので決して弱いわけではないですし、《風景の変容》デッキが流行したという追い風も受けている今を逃すと紹介する機会もなさそうなので急いで公開することにしました。
そのため、プレイ動画も用意するつもりでしたがそちらは見送りに。
要望が多いようでしたら用意もしますが、ほぼ毎日Youtubeで配信をしているのでよろしければそちらをご覧いただければと思います(宣伝で締めるw)

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