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まどマギ劇場版、ちょっとだけ考察。

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あれから少し落ち着いてきて、ネタバレ考察系サイトいくつか見てきて思ったこともあるのでまた書くw

なのでここからは、またネタバレになるかと。

続編はあるか否か

これは正直、続きがありそうなエンディングってだけで続編作成はないかなぁと。
1つは虚淵自信がライダーにかかりきりになっているということ。
もう1つは、最後に出てきた閉じられた窓と絡みついたリボンの暗喩が続編を作る予定がないことなんじゃないかということ。
まぁ、これは悪魔化ほむらが因果を歪めた世界が閉じた世界系だという暗喩の可能性もあるけど、むしろ素直に続編を造らないということの暗喩と思うのですよ。
あの窓+リボンが消えていろんな言語で「終」を示したからそう思ってるのですよね……まぁ虚淵本人としては、ほむほむを円環の理に迎え入れるエンドにしたかったらしいし。

ラストのほむらの悪魔化とアルティメットまどかの分離のシーンについて

軽く眺めただけなのでもしかしたら誰かすでに考察してるのかもしれないけどもこれを書きたくてエントリしてるから書いておく。

ほむらの魔女化自体、ありとあらゆる意味でイレギュラーな状況が起きていたこと、ほむらは(あの時点において)まどかに次ぐ因果律が集約された存在というか時間遡行能力の持ち主が故にその魔力も相当だったと考えられること、そして何よりも最後の花畑のシーンでまどかの本音を受け取ったことが悪魔化の起因というところは否定するつもりはないんですよね。
それ故に、絶望と希望が完全に表裏一体になっていたからこそQBの結界を破ることができ、一時的にでも魔女化から立ち直ったと見ていいと思います。

ただ問題は、その後の展開。
アルティメットが迎えに来たあのタイミングでほむらの眼の色がソウルジェムと同調したシーンが問題かなと。
確かに、QBのしかけた結界を破ることはできたものの、ソウルジェムの中で生まれた魔女を消し去ったわけじゃない(消し去っていたのであればそもそも魔法少女の法則上、ソウルジェムは消えているか、グリーフシードに変わっているはず)
何よりもQB自信が魔女化ほむらを卵の殻を破れず大きくなってしまった雛と言ったことからも、ソウルジェムの中には生まれてしまった魔女が存在したままになっていたと見て間違いない。
すでにこの時点で、円環の理(=アルティメットまどか)の存在がソウルジェムを浄化する通常の状況から外れて、イレギュラーであったこと。
そして、ほむらの願いはまどかが魔法少女とならないと願ったまどかの願いを叶えることにあったわけですから、魔女としての根幹につながっていると思って間違いないわけで。
故にアルティメットまどかから、人間としてのまどかを分離し、さらにはほむら自身が制御可能な範囲で円環の理システムに干渉、因果律を歪めたと考えられます。

まどかを分離し因果律の再構築をする時点でほむら自身が自分のソウルジェムを飲み込み(つまりはソウルジェムにあった魂を自らに一度戻す=魔女の力を受け入れる)、改めてグリーフシードともソウルジェムともつかない新しいなにかを生み出した、この時点が悪魔化の完了と言っていいのかなと思います。
まぁむしろ悪魔と言うよりは堕天使かなと思ったんですが、某千葉の堕天聖様がいるから遠慮したのかもしれないですねw
ただまー、堕天使になる理由も得てして、愛だったりするからなぁ……

まどかの黄色のリボンの意味

これはネタバレ見ててはっと気付かされたのですが、あれは偽仮面ライダーのオマージュなのかなと。
だとすれば、あのシーンのまどかは分離したはずのまどかのはずで、またそれは他でもないほむらが分離したはずのまどかのはず。
そしてほむらが構築した(というか歪めた)世界の存在である以上、偽ライダーのオマージュだとすれば、他でもないほむら自身があのまどかは偽物として認識しているのかなとも考えられるわけで。
そうだとすれば、このへんに続く要素が残っているとも考えられるのかなぁと。
ただまー、単純にアルティメットまどかの眼の色とのリンクなだけなのかもしれませんけどねw

さやかやなぎさが魔女の力を使えた理由

ほむらの悪魔化の考察でも書いたように(順番逆が良かったかもw)、魔女の力は魔法少女となる願いとつながっている部分はあると思います。
(…いやなぎさちゃんがおかし食べたいと願ったかどうかはわかりませんが、ラストの登校シーンで小学生なのは判明してるのでありえないと言い切れなさそうw)
とすれば、魔女化する寸前で円環の理に導かれた魔法少女が魔女としての力を行使するのは可能じゃないかなと考えられるわけです。
でなければ、オクタヴィアを呼び出すために自分の胸に剣を突き立てると言う行為に及ぶさやかの説明がつかないw

QBのラストの扱い

結構ネタバレスレとかで物議かもしてる感のある、QBのラスト。
QBそのものは、前後編(TV版でもいいけど、TV版と映画版は別ルート扱いらしいので)で明かされたように人類の進化促進のためには必要だったが故に、ほむらが因果律改変の際に生かす発言をしていたわけで。
あのシーン、QBが出てきてほむらが振り向く→暗転→ボコボコになったQBと言う展開から見て、QBがまどかに関する何かを発言したと考えるほうが自然かなとは思います。
例えば、まどかが魔法少女になった、とか。
であればQBを叩きのめす理由も成立し、その後の投身も理由付けできるかなと思ってみるのですが…

と書いてみて、まどかの魔法少女化ではちょっと弱いかなという気がしてきた。
もしかすると、QBがどこかのタイミングで円環の理システムに干渉・支配に成功しかけたのかもしれません。
なにせ一部分とは言え、システムに干渉できる存在がQBの前にいたのですから。
だとすれば、あの最後の投身の意味が出てくるように思えます。システムに干渉する存在さえいなくなれば研究はそこで立ち止まる、とほむらが考えたからかもしれませんし。

だとすれば、やっぱりあれはハッピーエンドに見せかけたバッドエンドだったのかもしれないのかと思います。
前後編やTV編がバッドエンドに見えるけどその実ハッピーエンドとも言えるのと対比する意味で。

 

そんなこんなで、個人的な考察はこのくらいかなぁと。やっぱりラストにどうしても集中してしまうなぁと言う印象。
前半から終盤までは多少のどんでん返しはあったにせよ、まどマギの基本設定やストーリーの中で追いかけきれる範囲だったからねぇ。

最後に、中盤のほむらとさやかの会話シーンでほむらが「違和感が3つある」って言ったシーン。
杏子の記憶、べべの存在、さやかの記憶って言ったけど……まどか自体の存在を外してたのはシナリオ上は意図的だと思うんだけど、ほむら自身の認識としてはどうなのかなぁと思う。
心のなかでは突っ込んだけど、あそこは無意識にまどかの存在矛盾を無視してたのかなぁという気もするんだよねぇ…自分の気がかりはむしろそこだったかなぁというところで本当に終わりますw

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